鈴木 佳文 弁護士

ご相談に見える方は、「そもそも弁護士と話したこともない」という方がほとんどかと思います。また、お困りごとを一人で抱えこみ、落ち込んでいる方も多くいらっしゃいます。そのため私は、お客さまに安心してご相談いただけるよう、柔らかい対応をすることと、わかりやすい言葉で丁寧にご説明することを“当たり前のこと”として心がけています。

間違っても、「気難しそうな弁護士が出てきて、上から目線でいきなり怒られる」ということはありませんので、ご安心ください。まだまだ自分が考える理想にはほど遠いですが、よい結果がでる（解決）までのスピード感にこだわって、事件処理の質を高めていけるよう日々の弁護士業務に励んでおります。

借金問題でお困りの方は、債権者からの督促やお金のやりくりに困り果て、憔悴しきった表情で相談される方が多くいらっしゃいます。そのような方々が、私の話をお聞きになるうちに明るさを取り戻され、前向きな表情でお帰りになる姿を見ると、「この仕事をやっていてよかった」と感じます。

借金問題を解決する「債務整理」は、弁護士業界内ではどちらかといえば軽んじられている雰囲気があり、特に弁護士になりたてのころは、肩身が狭いと感じることもありました。しかし、アディーレで数千件のご相談対応をしていくなかで、相談者の方から感謝のお言葉をダイレクトにいただく機会が数多くあり、今では数ある弁護士業務のなかでも一番やりがいを感じています。

また、鉄道網が発達していない神奈川県西部にお住まいの方のなかには、自動車がないと生活できないという方が多い気がします。自己破産すると自動車を処分されてしまうので、自己破産はしたくないとお考えの方もいらっしゃいますが、自動車を維持したまま自己破産できる場合もありますし、自己破産以外の手続をとることで自動車を維持できる場合もあります。

「借金を返済できなくなった＝自己破産」ではなく、できる限りお客さまのご希望に沿いながら、最適なご提案をいたしますので、詳しくは弁護士にご相談いただければと思います。

弁護士事務所の場合、ホームページ等に弁護士費用が明確に記載されていないことが多く、費用面がご不安で弁護士へのご相談やご依頼をためらう方も多いことでしょう。

その点アディーレでは、債務整理をはじめ、多くの取扱いサービスについてのご相談は「何度でも無料」で対応しており、弁護士費用についても明確にお伝えしております。案件によっては、着手金が無料であったり、求める結果が出なかった場合の返金保証に対応したりするなど、費用面のご不安を理由に弁護士へのご相談・ご依頼を断念されることがないよう努めております。また、無理のない範囲で弁護士費用をお支払いいただけるよう、分割払いにも対応しておりますので、ご安心ください。

町田支店は、JR横浜線・小田急線の町田駅から徒歩5分ほどの場所にあるため、お買物のついでにお立ち寄りいただくことも可能です。目立った看板もなく、少し地味なビルの中にありますが、その分人目を気にせずにご相談いただけるメリットもあります。ご相談をお考えの方はお気軽にお越しください。

自己破産手続において財産・収支の報告などをする「債権者集会」の前夜に、管財人（破産者の財産などを調査する人）から、免責不許可相当（自己破産を認めるのが難しい）の意見書が提出されたことがありました。自己破産の手続において、裁判所は基本的に管財人の意見を尊重します。そのため、適切に反論をしなければ、依頼者の方は裁判所から自己破産を認められない可能性が高い状況にありました。

そこで私は、翌朝までに裁量免責相当（自己破産を認めるべき）である旨の上申書を作成し、債権者集会の場で、裁判官と管財人を精一杯説得しました。依頼者の方ご本人も、裁判官や管財人に対し、真摯に反省しており今後浪費や借金をしないことや、現在は真面目に仕事をして収入の範囲内で問題なく生活できていることをご自分の言葉でお話しいただきました。その結果、裁判官から裁量免責（自己破産を認める許可）をいただくことができました。

依頼者の方には過大な浪費があり、免責不許可となってもおかしくないケースでしたが、一方で過去の浪費を真摯に反省しており、財産の調査にも協力的であるなど同情すべき点がありました。それだけに、私としては何とか自己破産を認めてもらい、依頼者の方に再スタートを切ってほしいと願っていました。 何より、仮に免責不許可となって1,000万円以上の借金が残ってしまうと、ほかの債務整理の手続もとれず、今後生活していく目途はまず立たないだろうという、かなり追い込まれた状況でした。

無事に免責となって心底安堵しましたが、あのときの「もし免責不許可になってしまったらどうしよう…」という恐怖は、今でも忘れることができません。弁護士としての技量を試された気がして、「お客さまの人生を預かっている」ことを再認識させられた、よい経験となりました。

何か手続をしなくても、相談するだけでトラブルが解決してしまうこともよくあります。相談したら必ず依頼しなければならないという決まりはありませんので、相談の結果手続を進める必要があれば、その場で弁護士に依頼することもできるのです。たとえば、借金問題であれば、ご相談いただいたその日に債権者に受任通知（弁護士が依頼者の方の代理人になって債務整理の手続を開始することを知らせる書面）を送り、債権者からの取立てや督促を止めることもできます。

はじめてのご相談ですので、手続のリスクや費用などご不安な点もあるかと思いますが、疑問点が解消するまで丁寧に説明いたします。まずは、安心してご状況をお話しいただければと思います。我々に、皆さまのお困りごとを解決するお手伝いをさせてください。長年のお悩みが、たったの一日で解消に向かうかもしれません。町田支店一同、ご来所を心よりお待ちしております。